助産師  midwife  とは、「女性のそばにいる人」と言う意味です。

妊娠・出産・育児のサポートはもちろん、女性の心と身体の健康を守る為に、いつも、あなたを待っています。 奈良県助産師会は、母と子・次代を担うすべての人々が健康で幸せに過ごせるよう支援します。

あなたの隣には、助産師がいます。

「助産師会って?」  

日本全国で現在就業している助産師数は約3万人と云われています。その中で日本助産師会の会員は8500人程度ですから3分の1にも満たない会員数です。

そもそも日本助産師会とは一体何のための組織でしょうか。

日本助産師会の前身であるかつての日本産婆会は、昭和2年頃はその数7万人を抱える大きな職業団体でした。当時の産婆さんたちは「産婆法案」を作ろうと政治的にも活発に動いていたそうです。その後、第二次世界大戦を境に助産師は徐々に社会で影の薄い存在となっていきました。そして今、産科医不足という現実問題の解決策として正常産を助産師へシフトして行く流れが生まれつつあります。施設においても助産師本来の働きができる機会が増えつつあり、更に地域で母子を見守る専門家としての助産師へのニーズも大きなものがあります。社会にニーズはありながらその存在があまり正当な評価を受けていない、潜在助産師数はかなりの数に上っていながらマンパワーが足りずニーズに応えられない、ニーズと供給のミスマッチというジレンマがあります。

そこでやはり重要なことは、助産師職を社会にアピールできる確固とした職能団体の組織つくりが必要といえます。助産師会活動と云う、直接的なメリットの見えないものにこの厳しい社会条件の中で、時間とお金をかけるのは意味を見出しにくいことですが、目の前の業務や役割をこなしながら、やはり遠い先を見越した見通し(理念やあるべき姿)に向けて少しずつそれぞれの力や、時間を提供してくださることが助産師と云う職業の未来をつくります。

小さな組織ですからそれぞれの負担も重いものになりがちです。助産師職を守り、伝えるという共通の目標、軸を確認しつつ、会員同士が相互の違いを認め合い、尊重しあい、職業人として女性として人間として成長していくことは全般的なケアーの質の向上につながると信じています。助産師会そのものが発展途上組織です。今後助産師会活動を活性化し、財政的基盤を確保するためには会員拡大が必須条件です。現会員それぞれが会員拡大を意識していただき、お互いに気持ち良くつながり、少しずつの時間と労力を会のために提供してくださることを心からお願い申し上げます。同時にいつもみなさんの日頃の尽力に感謝を申し上げます。

奈良県助産師会  会長  高橋律子

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